引越しには空気を読むことが必要

たまにはまじめな話でも*1書いてみようかな

「近所の人は選べない」
大事なことは絶対に迷わない- この路を往きし人あり-

こればかりはどうしようもない、事前調査をするしかない、事前調査をしたとしても後から引っ越してくる場合もある。最悪引っ越してきた場合は諦めるしかない、アナタには運がなかったと。

近所の人を選ぶというのは、普通に考えればなかなか難しいことです。しかしひょっとすると、住む場所(下町か、高級住宅街か、など)を選ぶ、住む地域(関東か関西か、とか)を選ぶ、建物の持つ品のようなもので選ぶ、というようなことで、実は選べるのではないか、と思うようになりました。
大事なことは絶対に迷わない- この路を往きし人あり-

しかしこれは可能、と言うよりも非常に大切なことではないかと思う、例えば下町で生まれ育った人が山の手に住むのは非常に住みづらい、逆もこれ然り、私は江戸3代目、両親とも都内下町で生まれ育ち私も都内で生まれ育っている、商店街で生まれ育っているので夜な夜な酔っ払いが騒いでいるし、それなりの幹線道路もある為に24時間車の通りがある、それが当たり前で育っているので歌舞伎町にでも住める、しかし新興住宅街や山の手で育っている人達はそういった騒音や雰囲気の場所には住みづらいと言う。それは理解できるけれども私はそういった場所は逆に寂しくなったりして落ち着かない。知らず知らずに植えつけられているものなのでしょう、人それぞれ感性や価値観が違うように。


購入する場合に住み慣れた街を選ぶ人は多い、その理由には前記のような理由が多いのではないかと思う、しかし借りる場合や仕事、学校の関係で引越しをする場合はそうも言ってられないと思う、私も20回位は引越しをしているが特に失敗をしたことがない、それは不動産屋だからではない、不動産屋になる前にも数回引越しを自分の意思でしているが知らず知らずのうちに感覚の合いそうな街を選んでいた。地方に住んだ際でもそういった場所を選んでいた。


理屈で引越し先を選ぶ人も多いと思うが感性や感覚で選ぶ人の方が失敗をしていない気がする。で、不動産屋として言いたいことは年収400万の人には年収1000万の人が多く住んでいる地域は勧めない*2これは私個人もしくは私が同じ釜の飯を食べていた仲間達の感覚かもしれないが、東京で言うと田園調布や麻布等の所謂高級住宅街に浅草で生まれ育った人が住みやすいわけはない、どうしてもそうしたいと言う場合にはきちんと説明して納得させてからことを進めるようにしている。*3仮に同じ品川区だとしても山の手地域もあれば下町地域もある、田園調布のある大田区だってそう、駅だって南口は下町っぽく北口は山の手っぽい場合もある。


まあ、気に入った物件があったらその街や近隣の空気を読めっつーことです、失敗しないために。借りる場合でも街の空気は読めるでしょう。パーティーにスウェットで出席するようなKYだと引越しにも失敗しますよーというお話でした。

*1:たぶん

*2:売買に関して地場の感覚。賃貸の人はわからんです

*3:年収だけの問題ではないんですけどね