俺だけどよ〜
お約束
エンド客*2でもない限り、名乗らずに『〜さん居ますか?』的なお電話をかけてくる人なんて、まさか……居るんですよね!社会人何日目ですか?小さなお子様でも自分の名前ぐらいは言えまちゅよ!失礼なのは先方ですが、『失礼ですが…?』促してみます。まだ名乗らなければ、『…どちら様でございますか?』って聞かないと、〜さんに取り次ぐことは出来ません。*3
非常に多い業界なのかもしれませんね、しかし私が思うには横のつながりで商売しているので身内にかけている感覚で電話をする方々が多いからなのではないかなーと思います。
私が最初に勤めた会社は従業員100名位の中小デペロッパーだったのですが、営業マンへの反響*4の振分けが、『受けたもの取り』や『その日の出社順』であったり*5、営業会社たるものワンコール以内で取る等の風習があり、近頃のように事務員さんや受付の方が電話を取って回すことはありませんでした。したがって営業マンは必死で電話を取ります。電話を取る早さにかけてはみなすごい勢いでした。
また、必ずフロアー全員に聞こえるようにオウム返しをすることが義務付けられてました。
10回線位だったと思うのですが、電話機のランプが点灯した瞬間一斉に受話器が取られます。それこそ『ぷるるる〜』の『ぷ』すら鳴る前にほとんどが取られる位凄まじかったのです。
そんな環境ですからほぼ100%電話に出るのは営業マンです。*6しかしかかってくる相手は様々です。
先物取引等の営業電話から間違い電話と色々とかかってきます、当然社員からの電話も役員からのもかかってきます。社員の場合はかけてきた相手が声でわかる場合だと『お疲れ様です、○○です、誰々居ますか』等が普通です。
応対は『○○主任、○○課長お疲れ様です。少々お待ち下さい』等にまりますよね、しかしここの社長は
おう!俺だけどよ!本部長いるか?*7とかけてきます。
当然返しは『お疲れ様です!社長!少々お待ち下さい!』となるのですが、ある時、新入社員が電話を取りました。
俺様ですか!いつもお世話になってます!本部長ですね!少々お待ち下さい!
※オウム返しを利用した営業フェイクはまた後日にでも